+++ 蝦蟇の油売り +++

この作品は、生まれて初めてペンを使って描いた漫画です。

これを描いた頃は、
みなもと太郎さんの『風雲児たち』を愛読していて(どんな若者や)、
こんなかんじの漫画ばかり描いとったなあ・・・と思い出しました。

ネタもオチもコマ割りもアレですが、
ここまでいくと、恥ずかしいというより、我ながら面白い・・・のでUPしました。

シャセンが引けなくて、どー見ても集中斜線が入るはずのコマが真っ白だったり、
まだスクリーントーンを持ってなくて、うす墨のよーなものを使っていたり、
ほほえましいですね。(そうか?)

「蝦蟇の油売り」
の半年後に「落ち武者」
さらにその半年後に「蒙古襲来絵詞」を描いたのでした。
あの当時は、どんどん絵が細かくなっていって、
「蒙古襲来絵詞」のあと、とうとう丸ペンとロットリングの世界へ行きつき、
すっかり飽きて、
そのリバウンドで「かさこじぞう」あたりは、ラフな絵になったのでした。